第354章

「一段落したら連絡しようと思っていたところですよ。タイミングがいいですね、前の患者さんが帰ったばかりで」

村野池はパソコンを操作し、ククのカルテを画面に呼び出した。

そしてククのそばへ歩み寄ると、視線を合わせるようにしゃがみ込んだ。

「ククちゃん、ここ数日の気分はどうかな? どこか痛いところはない?」

ククは小さく首を横に振る。

「ううん、大丈夫」

その言葉を聞いて、村野池は胸をなでおろした。

彼が今もっとも恐れているのは、ククが不調を訴えることだ。それは病状の悪化を意味しているからである。

もちろん、検査は不可欠だ。

彼はククを抱き上げた。

「じゃあ、先に検査に行こうか...

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